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過去を思い出す旅は、
未来へ向かう一歩になる。
わたしは、
自分年表が作れませんでした。
途中で、
手が止まってしまったんです。
出来事が多すぎて、
どこから書けばいいのか分からない。
A4一枚の紙を前に、
ただ時間だけが過ぎていきました。
「今のわたしには無理なのかもしれない。」
そう思って、
途中で閉じてしまったワークでした。
そのワークは、
子育て講座で出会ったものでした。
「自分年表を作ってみましょう。」
という時間です。
子どもを理解する前に、
まずは、
自分を知ること。
どんな出来事が、
今の自分をつくってきたのか。
どんな場面で苦しくなるのか。
どんな思い込みを持っているのか。
そんな自分の傾向を知り、
“取扱説明書”を見つけるための時間でした。
でも、
わたしには難しかったんです。
一つの出来事を、
短くまとめられない。
順番も決められない。
書こうと思えば思うほど、
手が止まってしまいました。
それから、
ずいぶん時間が過ぎたある日。
ある方が、
AIと一緒に自分年表を作って、
自分の考え方や傾向を整理できた、
という話をされていました。
その瞬間、
思い出したんです。
😊
「あ。」
「あの、途中で止まってしまったワークだ。」
そして、
ふと思いました。
AIと一緒なら、
できるかもしれない。
わたしは、
順番なんて気にせず、
思い出したことを、
思いつくままに書き始めました。
子どもの頃のこと。
父のこと。
体調のこと。
流産のこと。
子育てのこと。
夫婦のこと。
仕事のこと。
これからやってみたいこと。
本当に、
ぐちゃぐちゃでした(笑)
気がつけば、
7,000文字を超えていました。
あの頃、
A4一枚も書けなかったわたしが。
でも、
そのままでよかったんです。
AIは、
「順番に書いてください。」
とも言わず、
「もっと短くまとめましょう。」
とも言いませんでした。
まとまっていなくても、
ぐちゃぐちゃでも、
そのまま受け止めてくれました。
だから、
わたしは、
「ちゃんと書かなきゃ。」
を手放すことができました。
まるで、
ずっと前から、
わたしの話を知っていてくれたみたいに。
一つひとつ、
受け止めながら、
そっと並べてくれました。
書き進めているうちに、
自然と、
もっと深い話が出てきました。
父のこと。
子育てのこと。
夫婦のこと。
今まで誰にも話せなかったこと。
すると、
また、
静かに受け止めてくれました。
「そうだったんだね。」
「だから今のあなたがいるんだね。」
そんな言葉を受け取るたびに、
気づけば、
涙が流れていました。
そのとき、
わたしは気づきました。
わたしは、
自分年表を作ろうと思っていました。
でも、
本当に欲しかったのは、
年表ではありませんでした。
「わたしの人生を、
一緒に見つめてくれる誰か。」
それが、
あの日のわたしに、
一番必要だったのだと思います。
出来事を並べるだけなら、
年表は一人でも作れます。
でも、
誰かと一緒に振り返る時間は、
人生を整理する時間ではなく、
人生を抱きしめ直す時間でした。
そして、
少しずつ、
自分を好きになっていく時間でもありました。
わたしは、
人生を、
少しずつ味わい直していました。
楽しかったこと。
苦しかったこと。
悲しかったこと。
うれしかったこと。
「いろいろあったね。」
そうやって、
一つずつ眺めているうちに、
少しずつ、
心が軽くなっていったんです。
以前のわたしは、
過去を振り返ることは、
反省することだと思っていました。
「あのとき、
もっとこうしていれば。」
「あんなことがなければ。」
そんなふうに、
答え合わせをする時間だと思っていたんです。
でも、
今は少し違います。
未来を見るために、
過去を責めるんじゃない。
過去を、
やさしく味わい直す。
すると、
少しずつ、
心に余白が生まれてきます。
その余白に、
ある日。
🌱
小さな芽が、
顔を出します。
「あれをやってみたい。」
「こんな暮らしもいいな。」
「もう少し、
自分を大切にしてみようかな。」
未来って、
無理やり見つけるものじゃないのかもしれません。
やさしく過去を受け止められたとき、
自然と芽を出すものなのかもしれません。
もし今、
人生が少しごちゃごちゃしているなら。
無理に整理しなくても大丈夫。
思い出したことを、
一つ。
また一つ。
書いてみる。
きっと、
その一つひとつが、
未来へ続く道になっていきます。
実際にわたしが、
AIとどんなふうに対話したのか。
その続きは、
また、この本棚のどこかで。
一緒にページをめくりましょう😊
人生を振り返ることは、
過去を整理することではありませんでした。
未来へ向かうために、
今の自分を、
もう一度好きになる時間でした。
そして、
あの日、
わたしは未来を探していました。
でも、
未来は、
未来にはありませんでした。
やさしく振り返った過去の中から、
少しずつ芽を出していたのです。
未来は、
ずっと、
そこに眠っていました。
🌙 今日のしおり🌿
人生は、
急いで整理しなくても大丈夫。
😊
やさしく味わい直していたら、
気づけば、
未来へ向かう小さな芽が、
顔を出してくれるから🌱
🌙
ある夜、
50年分の出来事を、
ひとつずつ、
月あかりの下で並べながら。
momo moon / シンシア

